SDGsの取組み

当社は、県民の皆さまが建物を建てる際に必要な建築確認・検査などを行う岡山県知事指定民間確認検査機関です。
建築確認等の各種審査・検査を通じて、建築物・住宅の省エネルギー化、木材利用の推進に向けた基準適合建築物の普及、顧客の省力化・省資源化につながる電子申請導入を図るととともに、独自に障がい者アートの活用する事業を展開しています。これらを通じて、岡山の建築業界を支える確認検査機関として「岡山のSDGsまち・すまいづくり」に貢献します。

SDGsの主な取り組み
省エネ建築物・住宅の普及促進

建築士、住宅会社、工務店等へ適切な情報提供や申請手続きに係る技術支援を行い、建築基準法や国の誘導制度で定められた省エネルギー基準に適合する建築物・住宅の普及を促進し、建築物・住宅の省エネルギー化を推進します。
「2050年カーボンニュートラル」「2030年温室効果ガス46%削減」の実現のために、我が国のエネルギー消費量の約3割を占める住宅・建築物の省エネ対策への取組が急務とされています。また、日本のCO2排出量のうち、住まい(家庭部門)からのCO2排出量はその16%を占め、居住中のエネルギー消費を減らすことは、CO2削減を大きく促します。


ZEH(ゼッチ)とは
ZEH(ゼッチ)とは「Net Zero Energy Houce(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、断熱・省エネ・創エネにより住宅の年間エネルギー消費量を実質(ネット)でおおむねゼロのする住宅のことです。2030年には、ZEH水準の省エネ住宅が新築の基準となります。
省エネ住宅のメリット
1.環境&家計に優しい
省エネ性能の高い家電や照明、効率の良い給湯器など最新の設備を導入することでエネルギーの使用を削減でき、環境も家計もプラスに。
また、太陽光発電などでエネルギーを作り出せば、さらに省エネです。
2.一年中快適な空間に
断熱性が高いと部屋の中が均一に同じ温度に保たれ、一年中24時間快適に過ごすことができます。
3.毎日の健康な暮らしを
断熱性能が高く暖かい住宅は、ヒートショックや高血圧症の防止など、住まい手の健康づくりにつながります。
4.災害時も頼りに
太陽光発電システムや家庭用蓄電池などを備えておけば、停電時や災害時など、もしもの時に頼りになります。
建築物の木質化、木材利用促進

建築物・住宅への県産材等木材利用推進に向けて、建築士、住宅会社、工務店等へ建築構造基準や補助制度等の情報提供、申請手続きに係る相談対応等の技術支援を行います。
地球温暖化防止のためにはCO2の排出を抑えるだけでなく、CO2を吸収してくれる森林を整備・保全しながら循環利用する「森林の持続可能な経営」が不可欠です。また、木材需要の約4割を占める建築物分野での木材利用、具体的には住宅だけでなく、非住宅建築物や中高層建築物の木造化・木質化は脱炭素社会の実現に大きく貢献します。
木材を使うことは、“森林の持つ働き”の発揮につながります。
日本は国土の約3分の2を森林が占めており、その約4割は人が木を植えて育てた人工林です。現在、戦後に造林された人工林が利用期を迎えており、資源量は年々増加していますが、木材の利用は十分に進んでいないのが現状です。
人工林を伐って使うとともに、植えて育てることで、未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれるのです。

岡山の木造建築物

共育共生コモンズ in 岡山大学
国内最大級!22mのCLTパネルを使用
隈研吾氏が設計

道の駅
あわくらんどトイレ
in西粟倉村
西粟倉村の道の駅・あわくらんどのシンボルとして建築
建築確認業務の電子申請導入

国の確認申請等の電子化推進を踏まえて、24時間いつでもどこからでも申請可能で、オンラインで手続きが完結できるシステムを整備し、顧客の来社や書面印刷が不要になり省力化・省資源化につながる各種申請業務の電子申請を導入しています。
事業継続計画(BCP)に基づくBCPマネジメント

事業継続計画(BCP)とは、大規模災害・感染症・サイバー攻撃など不測の事態が発生した場合でも、顧客や社員の安全を確保するとともに、当社の業務が早急に再開できるように定める計画です。当社は2023年2月に「令和4年度岡山県BCP認定事業者(★★★=地震・風水害・感染症)」の認定を受けています。
当社では、BCPに基づく事前対策、教育・訓練、定期的な点検・是正を平常時から行うため、BCM推進会議を設置し、毎年、連絡訓練や防災研修等を行っています。


ハンディキャップを持ったクリエイター作品の活用(DESIGN GOALS プロジェクト参加)

デザインゴールズ(DESIGN GOALs)とは、障がいのあるクリエーターとプロのデザイナーがチームとなり、企業のデザインを制作する取り組みです。当社は2021年度から「DESIGN GOALs プロジェクト」に参加しており、障がい者アートをパンフレット、カレンダー、ノベルティー等に活用しています。
2023年からは、障がい者アートコンテストを毎年開催しており、最優秀賞に選ばれた作品は、翌年のカレンダーに採用しています。また、上位入選作品は、おかやまSDGsフェアやイベント等で展示ををしています。




